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月別アーカイブ: 2025年7月

川満総業のよもやま話~経済的役割~

皆さんこんにちは!

川満総業合同会社、更新担当の中西です。

 

~経済的役割~

建物づくりの「骨格」とも言える型枠工事。見えない部分でありながら、経済的に果たす役割は非常に大きなものがあります。建設業界全体を下支えし、地域経済や雇用、資材流通にも波及する「型枠工事の経済的意義」について、詳しく解説していきます。


1. 建設プロジェクトの基盤としての影響力

型枠工事は、鉄筋コンクリート構造物のコンクリートを成形するための「基礎的な工程」であり、建設スケジュールの初期段階を担います。この工程が滞ると、他の工事にも遅延が波及します。

  • 工期の短縮=コスト削減
    型枠の施工精度や段取りが良いと、コンクリート打設から脱型までの工程がスムーズに進行し、全体の工期短縮に寄与します。

  • 品質向上=長寿命化
    精度の高い型枠が使われることで、コンクリート構造物の強度・耐久性が向上し、長寿命化による修繕・維持コストの削減に貢献します。

このように、型枠工事の良し悪しが、建物の経済的価値やライフサイクルコストに直結するのです。


2. 雇用創出と地域経済の循環

型枠工事は高い人手依存型の分野であり、多くの職人や技能労働者が関わります。

  • 技能職人の雇用機会の確保
    若手からベテランまで、地域に根差した職人が活躍できる現場が多く、雇用の受け皿としての役割を担っています。

  • 外国人技能実習生の受け入れ
    型枠業界は技能実習制度とも深く関わっており、国際的な雇用支援と経済交流の面でも重要です。

また、工事に関連する周辺産業(合板加工業、工具製造業、安全資材業者など)にも仕事が生まれ、地域経済の活性化につながります。


3. 資材消費と流通の促進

型枠工事は、多様な資材を消費する産業でもあります。

  • 合板・鋼材・樹脂型枠の消費
    型枠材には再利用可能な鋼製やアルミ型枠、プラスチック型枠などが使われており、資材供給業界との結びつきが強いです。

  • コンクリート打設量に影響
    型枠の設計と品質が、使用するコンクリート量やミキサー車の稼働に直結し、セメント業界・運送業界への経済波及効果もあります。

つまり、型枠工事は建設資材の需要を生み、製造・運搬・廃棄・リサイクルといったサプライチェーン全体に経済的な恩恵をもたらしています。


4. 技術開発と設備投資の活性化

型枠工事の高度化は、新しい技術や設備への投資も促進しています。

  • プレハブ型枠や3D設計の導入
    ICT・BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)による設計精度の向上が進み、それに対応するソフトやハードの開発が求められます。

  • 自動脱型システムや省人化技術の導入
    労働力不足に対応するための設備投資が業界全体で進んでおり、これが製造業・機械産業の経済活動を押し上げる一因となっています。

こうした投資は、型枠業界にとどまらず、建設業界全体の生産性向上にも貢献しています。


5. 継続性と経済的安定に寄与

型枠工事はインフラ・住宅・商業施設・工場など、多種多様な建設物に必要不可欠な工程です。

  • 景気に左右されにくい安定業種
    公共事業やインフラ整備が進む中で、型枠工事は継続的な需要が見込まれ、建設業界内でも安定した雇用と経済活動を維持できる分野です。

  • 地場企業の成長基盤
    地域に根差した型枠工事業者は、地元の経済活動を支える重要なプレイヤーであり、地域社会との連携が強いのも特徴です。


型枠工事は“縁の下の経済支柱”

型枠工事は、建物の形を作るだけではありません。
その影響は、工期、品質、資材需要、人材雇用、技術開発、地域経済など、多岐にわたります。

「見えない工事」でありながら、「見える経済効果」を生み出している型枠工事。
その価値を再認識することは、建設業の未来と地域の発展を考えるうえで非常に重要です。

 

 

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川満総業のよもやま話~多様化~

皆さんこんにちは!

川満総業合同会社、更新担当の中西です。

 

~多様化~

建設現場の基礎を支える「型枠工事」は、鉄筋コンクリート構造に欠かせない工程です。かつては単純に“コンクリートを流し込むための枠をつくる”作業と捉えられていましたが、近年では「多様化」が急速に進んでおり、工法・素材・現場対応力の点でその内容は大きく進化しています。

型枠工事における多様化の実態と、今後の可能性について深掘りしていきます。


1. 工法の多様化:現場ごとに最適な選択肢を

従来の型枠工事といえば、木製のコンパネ(合板)を使用する「在来工法」が主流でした。しかし、近年では以下のような工法が併用されるようになっています。

  • パネル型枠工法:工場で事前に製作されたパネルを用いることで、施工のスピードと精度が向上。

  • アルミ・鋼製型枠:再利用が可能で、環境負荷も軽減。特に高層建築や大規模開発で導入が進む。

  • プレキャスト(PC)との併用:コンクリート部材を工場で作り、現場で組み立てる工法と型枠工事を融合。

こうした工法の選択肢の広がりにより、構造・デザイン・工期に応じた最適な施工が可能になってきています。


2. 素材の多様化:環境と効率を両立

型枠に使用される材料も進化しています。

  • 再生プラスチック型枠:耐水性に優れ、繰り返し使用可能。

  • 合成樹脂型枠:軽量で扱いやすく、省人化に寄与。

  • FRP型枠(繊維強化プラスチック):曲線や特殊形状にも対応しやすく、意匠性が求められる建築に最適。

素材の多様化は、現場ごとの課題解決だけでなく、SDGsの観点からも注目されています。


3. 人材とスキルの多様化:職人からチームワークへ

型枠工事は「職人技」が重要視される分野でしたが、以下のような人材の多様化が進んでいます。

  • 女性職人や若手の参入:従来は男性中心だったが、働きやすい現場づくりが進むことで多様な人材が活躍。

  • 多国籍チームの増加:外国人技能実習生や特定技能制度の活用により、現場がグローバル化。

  • デジタル技術の導入:CADや3Dモデルを活用する若手設計者との連携により、精度とスピードが向上。

職人の技に加え、チームとしての協働・ICT活用が求められる時代へと変化しています。


4. 現場対応力の多様化:災害対応・狭小地・特注工事にも対応

型枠工事が求められる現場は多様です。近年では以下のような特殊案件も増えています。

  • 狭小地や傾斜地での施工:小型機械や軽量型枠の活用が必須。

  • 災害復旧現場への対応:スピード感と安全性を両立させる施工技術。

  • 曲線美・意匠性重視の建築:建築家との連携による自由曲線への対応力。

これらに柔軟に応えるためには、高度な計画力と設計連携、技術者の対応力が必要です。


5. 今後の展望:持続可能な型枠工事へ

多様化は「効率化」や「品質向上」だけでなく、以下の観点でも重要です。

  • 脱炭素社会への貢献:型枠材の再利用・省資源化。

  • BIMとの連携:建設DX推進により設計段階から型枠精度を高める。

  • 技能継承のデジタル化:動画マニュアルやAR技術で職人技の継承を効率化。

持続可能性と技術革新の両立が、これからの型枠工事のカギとなるでしょう。


型枠工事は、単なる「枠づくり」から「建築品質を支える総合技術」へと進化しています。工法・素材・人材・現場対応力のすべてが多様化しており、それぞれが建設現場の課題解決に直結しています。

今後もこの多様化を受け入れながら、環境対応・技術継承・安全性向上に取り組むことが、建設業界全体の発展にもつながるはずです。

 

 

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