オフィシャルブログ

日別アーカイブ: 2025年7月17日

川満総業のよもやま話~多様化~

皆さんこんにちは!

川満総業合同会社、更新担当の中西です。

 

~多様化~

建設現場の基礎を支える「型枠工事」は、鉄筋コンクリート構造に欠かせない工程です。かつては単純に“コンクリートを流し込むための枠をつくる”作業と捉えられていましたが、近年では「多様化」が急速に進んでおり、工法・素材・現場対応力の点でその内容は大きく進化しています。

型枠工事における多様化の実態と、今後の可能性について深掘りしていきます。


1. 工法の多様化:現場ごとに最適な選択肢を

従来の型枠工事といえば、木製のコンパネ(合板)を使用する「在来工法」が主流でした。しかし、近年では以下のような工法が併用されるようになっています。

  • パネル型枠工法:工場で事前に製作されたパネルを用いることで、施工のスピードと精度が向上。

  • アルミ・鋼製型枠:再利用が可能で、環境負荷も軽減。特に高層建築や大規模開発で導入が進む。

  • プレキャスト(PC)との併用:コンクリート部材を工場で作り、現場で組み立てる工法と型枠工事を融合。

こうした工法の選択肢の広がりにより、構造・デザイン・工期に応じた最適な施工が可能になってきています。


2. 素材の多様化:環境と効率を両立

型枠に使用される材料も進化しています。

  • 再生プラスチック型枠:耐水性に優れ、繰り返し使用可能。

  • 合成樹脂型枠:軽量で扱いやすく、省人化に寄与。

  • FRP型枠(繊維強化プラスチック):曲線や特殊形状にも対応しやすく、意匠性が求められる建築に最適。

素材の多様化は、現場ごとの課題解決だけでなく、SDGsの観点からも注目されています。


3. 人材とスキルの多様化:職人からチームワークへ

型枠工事は「職人技」が重要視される分野でしたが、以下のような人材の多様化が進んでいます。

  • 女性職人や若手の参入:従来は男性中心だったが、働きやすい現場づくりが進むことで多様な人材が活躍。

  • 多国籍チームの増加:外国人技能実習生や特定技能制度の活用により、現場がグローバル化。

  • デジタル技術の導入:CADや3Dモデルを活用する若手設計者との連携により、精度とスピードが向上。

職人の技に加え、チームとしての協働・ICT活用が求められる時代へと変化しています。


4. 現場対応力の多様化:災害対応・狭小地・特注工事にも対応

型枠工事が求められる現場は多様です。近年では以下のような特殊案件も増えています。

  • 狭小地や傾斜地での施工:小型機械や軽量型枠の活用が必須。

  • 災害復旧現場への対応:スピード感と安全性を両立させる施工技術。

  • 曲線美・意匠性重視の建築:建築家との連携による自由曲線への対応力。

これらに柔軟に応えるためには、高度な計画力と設計連携、技術者の対応力が必要です。


5. 今後の展望:持続可能な型枠工事へ

多様化は「効率化」や「品質向上」だけでなく、以下の観点でも重要です。

  • 脱炭素社会への貢献:型枠材の再利用・省資源化。

  • BIMとの連携:建設DX推進により設計段階から型枠精度を高める。

  • 技能継承のデジタル化:動画マニュアルやAR技術で職人技の継承を効率化。

持続可能性と技術革新の両立が、これからの型枠工事のカギとなるでしょう。


型枠工事は、単なる「枠づくり」から「建築品質を支える総合技術」へと進化しています。工法・素材・人材・現場対応力のすべてが多様化しており、それぞれが建設現場の課題解決に直結しています。

今後もこの多様化を受け入れながら、環境対応・技術継承・安全性向上に取り組むことが、建設業界全体の発展にもつながるはずです。

 

 

弊社では一緒に働く仲間を募集しています!

求人情報はこちら

お問い合わせは↓をタップ

apple-touch-icon.png